2010年7月29日木曜日

アビスパ



 今までろくに仕事の事を書いてなかったので、たまには仕事の話をしようと思います。小農の所得向上支援の一環として21日(水)に養蜂の講習会を開きました。といっても、パラグアイに来る前は、養蜂(ようほう)の読み方も知らなかったし、蜂蜜なんてスーパーで陳列されてるのしか見た事ありませんでした。しいて言うなら、子供の頃、じいちゃんばあちゃんの家で蜂にさされて、傷口に小便をかけた・・・わけではなく、キンカンを塗った経験くらい。
なので、自分が技術指導をするわけではありません。国立大学から養蜂技師を講師に招き、養蜂の講習会を行いました。所属機関が支援するもう一つの地域では、数年前から養蜂に関する支援が行われています。今回、同様に自分の任地での支援を開始しました。元々、日本政府の小農支援プロジェクトでも以前、養蜂があったので、参考材料の多い事業です。
 話は戻って、任地では、近隣にパラグアイ国内で第二の大きな市場があります。よって、交通の便が悪いながら、販売に困っているということはないように見受けられます。しかしながら、生産物が限られているため、村内に収入源が少ないのが現状です。既に養蜂に従事している住民も少数居ますが、昔ながらの生産性の低い方法で行っており、蟻の被害も深刻です。一方で、蜂蜜は、需要が高く、従って、製品の販売がしやすい製品です。また、養蜂は、ノウハウと器具が揃っていれば、仕事量も比較的少なくて済むので、他の仕事をしながら続けやすい事業でもあります。よって、生活に大きな負担を与えることなく、生産性を上げ、品質を向上させるによって、村内の収入源を増やす事を目的としています。
 講習会では、飼育方法の概要と必要な心構えなどを技師に説明してもらいました。生産に興味がありながらも技術が不足していた住民の反応はよく、是非講習会を続けて欲しい、という意見が大半でした。技術指導と効果的な生産・販売をしていくために、住民と話し合い、組織の結成と、持続して生産活動に従事できる仕組み作りをしています。
 当面の課題としては、技術指導に従って、ちゃんと仕事をするか(特にコストのかかる作業)。そして、組織として、メンバーが同意し、持続可能な決まりごとを作成し、それを守っていけるか、ということです。この辺りは、草の根支援の意義を問われるところです。
 一方で、個人的な課題としては当面グアラニ語(現地語)の習得です。会議の最中にぽろっとこぼす住民のコメントに、その人の人間性だとか興味の程を感じ取れる手がかりがあると思いますが、それが分からないのはけっこう痛い。今のところわずかな単語しか聞き取れません(泣)

2 件のコメント:

  1. アビスパはスズメバチであり、パラグアイでミツバチはABEJAと言います。

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  2. なるほど。勉強になります。こっちにアビスパがいないことを祈ります。

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