2010年7月31日土曜日

インフルエンザ大流行



学校は、冬休みがあけ、今週から始まる予定でしたが、H1N1インフルエンザが流行しているので、公立の学校は今週も休みになりました。テレビでは毎日のようにインフルエンザ関連のニュースが流れていて、感染者は増え、ワクチンは足りない状態のようです。
が、自分のいる村でインフルエンザにかかっている人を見たことがありません。巡回していてもみんな元気。現地の人いわく、「オレンジとみかんからビタミンCをとっているから、インフルエンザにかからないんだよ」ということです。確かに、僕も日本で働いていた時に、風邪っぽかったら、がんがんビタミンCを摂取して乗り切っていました。しかも、みかんやオレンジの筋には、ファイトケミカルの一種が含まれていて、ビタミンCの吸収を助ける効果があります。
この村はそこら中にオレンジとみかんがなっていて、食べるだけでなく、絞って天然のジュースをつくったりしています。来た当初は、こんなにあまっているなら売ればいいのに、と思ってしまうほど、大量に見かけました。おまけに、睡眠時間も長いし、人混みとは無縁のこの村にインフルエンザは無縁なのかもしれません。
写真は、市長選の自由党の候補の方です。背景のパラグアイの国旗以外は、日本のサラリーマンと変わらないでしょ。政治は、自分たちの暮らしに大きく影響するので、こっちの人たちは市長選でも、日本とは比べものにならないくらい政治に関心を持っています。

2010年7月29日木曜日

アビスパ



 今までろくに仕事の事を書いてなかったので、たまには仕事の話をしようと思います。小農の所得向上支援の一環として21日(水)に養蜂の講習会を開きました。といっても、パラグアイに来る前は、養蜂(ようほう)の読み方も知らなかったし、蜂蜜なんてスーパーで陳列されてるのしか見た事ありませんでした。しいて言うなら、子供の頃、じいちゃんばあちゃんの家で蜂にさされて、傷口に小便をかけた・・・わけではなく、キンカンを塗った経験くらい。
なので、自分が技術指導をするわけではありません。国立大学から養蜂技師を講師に招き、養蜂の講習会を行いました。所属機関が支援するもう一つの地域では、数年前から養蜂に関する支援が行われています。今回、同様に自分の任地での支援を開始しました。元々、日本政府の小農支援プロジェクトでも以前、養蜂があったので、参考材料の多い事業です。
 話は戻って、任地では、近隣にパラグアイ国内で第二の大きな市場があります。よって、交通の便が悪いながら、販売に困っているということはないように見受けられます。しかしながら、生産物が限られているため、村内に収入源が少ないのが現状です。既に養蜂に従事している住民も少数居ますが、昔ながらの生産性の低い方法で行っており、蟻の被害も深刻です。一方で、蜂蜜は、需要が高く、従って、製品の販売がしやすい製品です。また、養蜂は、ノウハウと器具が揃っていれば、仕事量も比較的少なくて済むので、他の仕事をしながら続けやすい事業でもあります。よって、生活に大きな負担を与えることなく、生産性を上げ、品質を向上させるによって、村内の収入源を増やす事を目的としています。
 講習会では、飼育方法の概要と必要な心構えなどを技師に説明してもらいました。生産に興味がありながらも技術が不足していた住民の反応はよく、是非講習会を続けて欲しい、という意見が大半でした。技術指導と効果的な生産・販売をしていくために、住民と話し合い、組織の結成と、持続して生産活動に従事できる仕組み作りをしています。
 当面の課題としては、技術指導に従って、ちゃんと仕事をするか(特にコストのかかる作業)。そして、組織として、メンバーが同意し、持続可能な決まりごとを作成し、それを守っていけるか、ということです。この辺りは、草の根支援の意義を問われるところです。
 一方で、個人的な課題としては当面グアラニ語(現地語)の習得です。会議の最中にぽろっとこぼす住民のコメントに、その人の人間性だとか興味の程を感じ取れる手がかりがあると思いますが、それが分からないのはけっこう痛い。今のところわずかな単語しか聞き取れません(泣)

2010年7月19日月曜日

笑えないくらいスベる



ここ最近3週間くらい雨が降らんなあ、と思っていたら、いきなり寒くなり雨の日々が続いています。そして、亜熱帯気候でありながら、霜がおりました。パラグアイ全土で200頭の牛が死亡し、日本の新聞にも記事が載ってたみたいです。日本の冬ほどは寒くないですが、こっちは室内も外と同様に寒い。寒さから逃げるところがないのは、慣れないと、想像していた以上に体に堪える。下は、靴下2枚重ね、ハーパン、ジャージ、ジーパンの3枚重ねで乗り切ります。
それはいいとして、前も書いたけど、雨が降ると完全に村に閉じ込められます。4WDなしでは脱出できません。4WDは後輪が滑ってくるくる回りながら進み、2輪駆動車は見事にでこぼこにはまり、4WDが通るのを待つのみ。待っている間も、後ろから押して脱出を試みるものの、全然駄目。押している人も、まともに歩けないくらい地面が滑るので、まるでお笑い番組で上島竜平と出川哲朗がこけて笑いを取ろうとしているくらいスベル。
そんなことはつゆ知らず、雨が止んで一日くらいたったし、スピード出さずに行けば大丈夫だろう、と思ってバイクを走らせました。が、半分くらい行ったところで道が急に悪くなり、5回くらいこけた後に、国道近くでついに動かなくなりました。クラッチを使いすぎて、クラッチパッドがご臨終。身動きとれず、友達に救出してもらいました。いや~、あそこまでひどいとは想像を絶する。今後は雨の日はプリズン・ブレイクせずに、静かに村に留まります。

2010年7月14日水曜日

陸の孤島

日曜日は、市街地にある日系の公民館で餅つきがあった。イグアスの日系移住地は来年で入植から50年が経つが、日本文化を後世に伝えようと、ほぼ毎週のようにさまざまなイベントがある。日本にいれば、生活しているだけで、自然と日本文化に触れているが、地球の裏側ともなれば、意識的に日本文化を残していく努力をしないと、なくなってしまう。

と、真面目な話は置いといて、単純に餅が食べたいっす。めっちゃうまいとの前評判。おしるこ、あべかわ食べたいっす(ちなみに今は冬)。しかし、この餅つき、去年、前任者が雨の中、村から国道に続く土道をバイクで行き、転んで足を骨折する、というハプニングがあったらしい。そして、当日、目が覚めて窓を開けると雨。おまけに雷までなっている。うーむ。基本的に雨が降ると現地の人間でもバイクは運転しないほど危険。車も4輪駆動でないと、途中ですっぽりはまります。たとえるなら、アメリカでひそかに人気のバラエティ番組風雲たけし城状態。ただ違うのは、こけると笑えない。誰もいないので笑いも取れない。痛いだけ。完全に陸の孤島です。

ということで、日曜日は、餅に後ろ髪を引っ張られながらも、家で待機することにしました。電車で移動しながらポッドキャストを聞き、コンビニやら飲み屋やらであふれていた東京都とは違い、テレビも見ず、本もなく、インターネットもなく、外にも出れない、という環境に慣れるのに時間がかかりましたが、最近では雨が降ると、できることをやって、後は開き直ってボーっと考え事をする、という感じになってきました。こっちの人も、雨が降ると畑仕事ができなくて家にいるので、雨が降って家に居てもできる仕事でも考え出しますか。

2010年7月10日土曜日

フィエスタ



今日は村でフィエスタ(お祭り?パーティ?)がありました。出稼ぎ、学校で15歳から30歳の人口が少ないこの村で、フィエスタがあるのは本当に珍しい。ゲームをやったり、食事を売って、教会の活動資金に当てるらしい。午前中から準備をして、夜6時くらいからスタート。音楽をがんがんならしているので、300メートルくらい離れていても聞こえてきました。日本だったら間違いなくNGだし、アメリカだったら警察出てくるでしょ、って感じですが、こっちでは週末は、普通に音楽をがんがん鳴らしているので、苦情もなし。100世帯くらいしかいないし、あまりお金を使う習慣のないこの村でどのくらい来るのかと思ってみると、冬休み中ということもあり、出稼ぎや学校で村の外に出ていた若者も含め、50人以上来てました。この村であんなに人が集まったの始めてみました。食事も、街で販売しているものに引けをとらないくらいおいしかった。最近隣の村で物騒な事件もあったので、早めに帰りましたが、きっとあの後踊ったんでしょう。

昔撮った写真を見返してたら、この子、めっちゃカメラ目線でポーズ取っとるやん!ってことに気付きました。

2010年7月8日木曜日

日本敗退後



ちょっと旬を逃した感じの話題ですが、ネットが普段つながらないのでしょうがないんです。

パラグアイが日本に勝って、史上初ベスト8に進んでからというもの、テレビで毎日のように、日本戦のPKで5人目の選手がゴールを決めた瞬間が出てきます。イコール、日本の負けた瞬間を毎日のように見せられるわけであって、さすがにうんざり。勝った翌日から、ビールのコマーシャルもそのシーンを使ってます。ベスト4をかけて、スペインと対戦し負けましたが、これに伴って、首都では、警察1000人を配置し、さらに公共の場所での飲酒が禁止であることが発表されました。勝っても負けても、アドレナリンが出まくって、大騒ぎになって、暴動が起きることもあるようです。それに比べたら、道頓堀に飛び込むくらいかわいいもんでしょ。

農協では日本対パラグアイ戦のためにプロジェクターセッティングしたようです。

2010年7月2日金曜日

パラグアイサッカー



FIFAランキングでも日本よりパラグアイの方がうえなので、パラグアイの方が技術的に上なのは当たり前ですが、それでもボールのキープ力とドリブル力は日本も悩まされました。

普通の遊びのサッカーでも、ドリブルでどれだけ抜けるかを競っているような感じです。しかも、足元の技術の前にまず体を入れる。かなりピンチにならない限りパスは出しません。そして、ディフェンスはおもしろくないので、けっこう適当。攻めている時は、何人残っていても、味方の選手は一人しか残ってません。

もちろん、真剣勝負の時はまた違うでしょうが、こういうところから、Nelson Valdezのようなフィジカルに強く、ボールをキープできるFWの選手がうまれるんでしょう。あのがたい、サッカー選手じゃないでしょ。

ちなみに身の安全を考え、日本対パラグアイ戦は家で静かに見ましたが、ホストファミリーの奥さん、あまりに興味がないのか、見ながら寝てました。旦那も近くの街に行っていて、全く見てないみたいだし、こういう人もいるんだなあ。