2011年10月21日金曜日

3匹の子豚

童謡に3匹の子豚という話があります。3兄弟の子豚がそれぞれワラの家、木の家、レンガの家を作り、狼が襲いに来て、レンガの家に逃げ込んだ3兄弟は助かって、めでたし、めでたし、という話。

この話からすると、まず、木の家よりレンガの家の方がいいということになります。なんで、小さい頃この童話を読んだ僕は、パラグアイの村に来た時も、レンガの家に住んでいる人の方が経済的に余裕があるから、よりいい家に住んでいるんだと思っていました。こちらでは、家も自分達で建てるので、だいたい出稼ぎから帰ってくると家を建てます。別に男の夢でもなく、30年ローンを組まなくても全然家建ちます。そして、新しい家はたいていレンガ造り。「あー、この家も経済的な余裕が出てきたんだな」と勝手に思ってました。

しかしながら、現実として、木の家の方がいいんです。まず、夏は通気性があり涼しい。一年の4分3くらいが暑いこの国では、冬の保温性よりも、夏の通気性の方が大事。加えて、木の家の方が長くもつ。ちゃんとした木を使っていれば40年前に建てた家が平気で原型をとどめて建っています。一方で、レンガの家は、地震がないといえども、大型トラックが通れば微細な振動が起こり、徐々にヒビが入ったりしてそんなにもたない。夏も暑い。じゃあ、なんでみんなレンガで家を建てるのかと言えば、国の環境規制のために、木を一本切るのにも役所の許可が必要なんです。そして、川沿いの50メートルの区間は完全伐採禁止。加えて、家具や家の柱に使われる丈夫な木は育つのが遅い。よって、木材の方が高いんです。だから、レンガを使わざるを得ない。

さらに3匹の子豚に関して、もの申すなら、子豚はうまい!大人の豚と比べてもジューシーで味もしまってる。パラグアイの人はお祝いの時なんかに食べます。単価も普通の豚より高い。だから、結論から言えば、狼がレンガの家に追い込んだ時点で、閉じ込めて、3匹ともおいしくいただきたい。まず、喉を掻っ切る。この時かなりエグイ鳴き方をするので、このときにかなり生について考える。そして、死んだら、木につるして、熱湯をかけて、ナイフで体毛をそぐ。細かい処理は、男には欠かせないGilletteを使います。別に4枚刃じゃなくていいけどね。その後、部位ごとに切って、最後は豪快に焼く。ちょっと時間かかるけど、マジうまい。というわけで、3匹の子豚さんご馳走様でした。

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