2012年1月12日木曜日

電子書籍

最近、ちょこちょこ電子書籍を購入して、PCに落としているわけですが、正直言って、今のネット社会全般に比べると、日本の電子書籍ショップは著しく利便性が低い。

販売各社がそれぞれ異なるソフトを持っているので、違うサイトから購入するたびに新しいソフトをダウンロードしなければならない。

そして、検索。電子書籍で買える本の数がものすごく限られているので、キーワード検索しても、ほとんど読みたい本に行き着かない。なので、何か買いたいと思ったら、自分の興味のあるジャンル別のリストにいちいち目を通さなければならない。600冊って、一ジャンルの冊数としては少ないけど、1ページ10冊のリストで全部目を通すのはかなり時間の浪費だ。加えて、各社少しずつ違う電子書籍を揃えているので、それぞれ目を通さなければならない。本の数が限られているのは著作権の問題で出版社が消極的なのは分かるが、せめて、今ある本の中から読みたい本をパッと検索できるようにして欲しい。

電子書籍ではないが、オンラインショップの出現に押されて、アメリカ国内で2番目の規模を誇っていた書店チェーンのBordersが去年破産法を申請した。本屋でウィンドウショッピングをするのは楽しいが、本を読む人であればあるほど、いい本を見つけて、家に帰ってオンラインでより低い価格のショップを見つけるでしょ。もっとも勝○和代さんのように本を執筆していて、本は新品を買わないと著者に失礼、という人は別ですが、そんなにたくさんいないと思う。

そしていずれは、紙媒体自体がなくなるんじゃないか。まだまだ、紙の本のほうが読みやすいという人は多いだろうが、パソコンとともに育ち、スマートフォーンが普及しつつある今を生きる若者が、紙の本を好むだろうか。iphone、ipodに何千曲もの曲を入れて持ち歩いている人々が、一冊一冊紙の本を持ち歩くことを好むだろうか。都市部の朝の通勤ラッシュで、迷惑にならないように新聞を畳んで読んでいても、主要駅で乗客が降りるまで、同じ部分しか読めないよ。

遅かれ早かれ紙媒体は絶対に縮小していく。であれば、いち早くリスクをとってどんどん電子化した出版社が生き残れるんじゃないか。皮肉にも話題の本であればあるほど、販売開始後すぐに、オンラインで中古で販売されて、デジタル家電のごとく、どんどん価格が低下していく。だったら、ある程度のセキュリティーを設けて、後はリスクを計算して攻めるべきでしょう。

いずれにしても新興IT企業あたりに、ぜひ電子書籍ソフト(と端末)の一本化と、電子書籍の普及化のためのプラットフォームを作って欲しい。決済後、数秒でダウンロードできるんだから、読書好きな海外駐在員は発狂して喜ぶと思う。社長さんよろしくお願いします。

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