2012年2月4日土曜日

活動とは





なんとインドで利用しまくっていたオートリキシャがパラグアイで販売されていました。乗る人いるのかな。


さて、今週の仕事が一段落したのと、体調が悪いので今日は家で静養。そこで、協力隊の活動に関して考えてみた。一般的に言って、現地に入ると、多かれ少なかれ悩む。言語以前にコミュニケーションが取れない、習慣・考え方の違いが理解できない、水・電気が不安定などなど。これらは、時間が経つとともに慣れてきて、徐々に解決されると思う。加えて、仕事として何をしたらいいか分からない。この悩みが大きいと思う。数週間の人もいれば、数ヶ月これに悩むボランティアも少なくないと思う。

そこで、活動を細分化してみた。まず大きく分けて3つ:
1.資本導入
2.外部とのコーディネーション
3.啓発


1.資本導入
これは、あまり協力隊の活動向きではないが、経済的な障壁を理由に、前進できない、という問題に対して、解決策を導入するということ。この方法を更に分解すると、A. 融資、B. 物資の投入、がある。どちらも配属先が国際NGOなど、比較的資本が潤沢にある機関であれば可能だろう。A. は、ビジネス(生産、販売など)に従事する個人、団体に対する融資。そして、通常はその融資をヒモ付きにして、融資を他の活動と絡めて、効果を見込む。B.に関しては、あまり奨励されていないが、新しいビジネス、またはビジネスの拡大をするために必要な物資を調達するということ。金がかかる。

2.外部とのコーディネーション
生産者は、生産活動に労働時間の大半を費やすのでそれ以外のことができない、またはそもそも営業活動が不慣れ、ということから、限られた販売先によって、適正価格とは乖離した低価格での販売をしていることがある。または、機材や原料の購入先が限られていて、高価格でそれらを購入している場合がある。これに対する解決方法。また、活動コミュニティ以外の団体とパートナーシップを結ぶことによって、総販売量を増やし、購入先・販売先に対する交渉を有利にしたり、更なるビジネスの拡大を見込む。ボランティアは日常のルーチンが少ないという特徴を活かした活動。

省庁や二国間・多国間援助機関との折衝は、技術援助、資金援助になるのでここでは取り上げない。

3.啓発
これが一番ボランティアが取り組みやすく、またJICAから期待されていることだと思う。これは、A. 習慣の導入と、B. 知識の導入に分けられる。

A. 習慣の導入というのは、平たく言うと、現地の人は知識として知っているし、やったほうがいいことも頭では理解しているが、なんらかの理由で習慣化されていない事を習慣化させるということ。やってみて思うのは、取り組むのは簡単だが、習慣を浸透させ、自発的に取り入れてもらうのはなかなか難しい。習慣化されていない理由を、明確なものから潜在的なものまで、可能な限り全部列挙して、優先順位の高いものから打開策を考え、仕組みを整える。寝技でボランティアがいる間に徹底的に一緒に取り組んで、寝る前に歯を磨くかのごとく、習慣化する方法もあるが、これはなかなかうまくいかない場合が多い。

B. 知識の導入というのは、読んで字のごとく。これを更に2つに分けると、技術や栄養学など、直接有益な知識と、文化・歴史など、教養としての知識がある。前者は、ボランティアの過去の就業経験から派生するものもあるが、単純に日本の学校で勉強したことを振り返ってみたり、ネットで調べて整理するだけでも、十分に講習会を開くことは可能だと思う。そして、後者は、単に文化交流を促進したり、好奇心を刺激するために、日本文化の紹介を行ったりするもの。

以上のような活動が考えられる。そして、それらの活動に行き着くために、赴任当初からのサイクルとしては、

慣れる(人間関係の構築、現地の生活習慣・考え方の理解、現地でうけるギャグのネタ作り(笑))
調査(仕事のフィールドにおける現状把握、問題、ニーズの洗い出し
整理(利用可能リソースと問題・ニーズの照らし合わせ、自身の知識・経験のたな卸し)
プロジェクトの立案
計画、下準備(手順確認、タイムラインの作成、関係者への呼びかけ・調整)
実行
評価(振り返り、反省、新たな問題の 整理、それに対する解決策)

ほとんど、PDCAのパクリだけど、ということを2年間繰り返し行う。若干、村落寄りの話になったけど、3は他の職種にも当てはまると思う。

協力隊はボランティアなので、良くも悪くも自由の身だ。誰にも監視されることなく、自分自身で規律を持ってやっていかなければいけない。そういう意味では、自分に対する厳しさを持ち、粘り強さを持続させるいい訓練かもしれない。あとやっぱり人を巻き込む情熱やな。

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