2012年4月28日土曜日

本当は怖いソーシャルメディア



先日、「本当は怖いソーシャルメディア」(山田順氏著)を読みました。

というのも、
開発業界で生きていく。
→しばらくは2,3年契約で経験を積んでいき、専門性を確立させつつ、人的ネットワークを広げていく。
=組織に依存しないで、パーソナルブランディングを確立する。プラットフォームを築く。自分で仕事を創る、引っ張ってくる。またはどこかの組織に所属するのであっても、Employabilityを維持・向上させる。
→ネット、特にSNSを効果的に利用できないか?
という疑問があがってきたので、そういう関連の本を暇なときに数冊読んだ中の一冊です。ソーシャルメディア関連では、何気ないツイートやブログの記事でアカウントが炎上したり、処分が下ったりと、常に便利さとリスクが共存しています。

その本の中で、著者は、アメリカの企業でSocial Intelligenceという会社を紹介しています。何でも、フェイスブック、ツイッター、ユーチューブやブログなど、ウェブ上のある特定人物の情報を掘り起こし、履歴書上ではなく、「本当の人物像」に関するレポートを、依頼から48時間以内に作成してくれる会社のようです。さらにすごいのが、同社が重視しているのは、過去の言動から、その人物の未来像を判定し、提供すること。この会社に限らず、Google社も、時間分析エンジンというものを利用して、企業や個人の未来の出来事や行動を予測するRecorded Future社へ投資しています。しかも驚くことに、CIAの投資業務を担っているIn-Q-Telも同社に投資しています。

Facebookやツイッターが当たり前のようになってきた昨今、ある意味こういうサービスが開発され、発展するのは必然的なのかと思います。企業のマーケティング部はもちろんのこと、人事部ものどから手が出るほど欲しいデータなはずです。自分もよく新卒・中途の採用に関わっていたのですが、結局、履歴書、適正検査を経て、面接で掘り下げても、そういう断片的な情報や限定的な時間の中で、その人の人と成りを知るのは難しい。その一方で、採用にかかる費用は少なくない。おまけに、日本に関して言えば、正社員のクビを切るのも簡単ではありません。だから、社員が大学の後輩を引っ張ってくるリクルート制というのが成り立つんでしょう。派遣・契約社員という雇用形態が発達したんでしょう。採用する側であれば、応募者のどんな情報でも欲しいはずです。たとえこういったサービスを使わないとしても、応募者のフェイスブックページくらいはチェックするでしょう。アメリカでは、最終面接終了とともに、採用する場合は、フェイスブックのIDとパスワードを聞き出し、その場でチェックする企業もあるという話も聞いたことがあります。最もそれが問題にはなっていますが、自身のIDでログインされるのであれば、セキュリティ設定なんて何の役にも立たない。

いずれにしても、個人のプライバシーは自分で守りながら、情報技術の恩恵を活かしたいですね。

ちなみに本の題名がベタなのは、電子書籍の場合、ベタな題名でないと売れないから、のようです。

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