2012年5月31日木曜日

マイクロファイナンス

マイクロファイナンスという言葉が、広く世間に知れ渡るようになったきっかけは、2006年にグラミン銀行の創設者であるムハマド・ユヌス氏がノーベル平和賞を受賞したことだろう。今では、BOPビジネスモデルの典型的な例として頻繁に引用される。

ノーベル賞を受賞するくらいだから、さぞかしいい事業なのだろう、と思われがちだが、他の金融と比較して、貧困緩和という目的を掲げる以外は、高利貸しとあまり変わらない。実際に2007年ごろからマイクロファインス業者が増え始め、多額の利益を生み出すビジネスとして変貌を遂げた。多額の利益を上げることは、事業の継続性を考えたときにそれ自体には問題はないが、貧困緩和というそもそもの目的が忘れられてしまっては、マイクロファイナンスとはいえない。インドのアーンドラ・プラデッシュ州では、2010年にマイクロファイナンスによる借金を理由に70人が自殺を図った

では、マイクロファイナンス事業で何が必要なのだろうか。経験上、金、人、ビジネスノウハウ、だと思う。金というのは言うまでもなく、事業を始める、または運営するのに必要な資本である。人に関しては、グループを形成し、その中に、向上心の強い人、好奇心の強い人、仕事が丁寧な人、人前で話のできる人、などが必要だ。そして、そのグループの大部分に必要なのが個人の信頼性。信頼性がないと駄目。


BOP市場の開拓で「起業家精神」を掘り起こす4つの変革(http://diamond.jp/articles/-/16725)では、必要な変革として、
①個人起業家の果たすインパクトを再認識
②コミュニティ全体を巻き込み価値観を変える
③最初のロールモデルと後継者を作り出す
④ソーシャルマーケティングを内包できるビジネス
とある。

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