2012年8月29日水曜日

The Big Issue



昨日、ビッグイシューという雑誌を買いました。けっこう前から知っていて、最寄り駅の前で販売されているのは知っていましたが、いつも素通りでした。実際に買ったのは初めて。ホームレスの社会復帰のために、もともとイギリスで創刊された雑誌で、ホームレスの人たちが販売をして、売り上げから仕入れ値を引いた差額を収入として受け取る仕組みになっています。日本では、2003年に販売が開始され、定価300円/冊で、160円が販売員の収入となります。2011年6月時点で販売員の数は1280人。内容としては、社会福祉とエンターテイメントが主です。30ページ強で、ボリューム感は、リクルートのフリーペーパー、R25/L25のような感じ。



読んだ感想としては、無料情報雑誌が多く存在する中で、有料の雑誌としてまっこう勝負するのはけっこう厳しいと思う。でも、読者は、フェアトレードのようにその製品の社会性に価値を見出すものであって、競合しないのかもしれない。フェアトレードのチョコレートだって、単純なコストパフォーマンス(味vs値段)で製菓大手の会社に立ち打ちできないし。

そもそも、ビジネスとして自立・成立し継続できさえすれば、株式を公開しているわけではないし、四半期ごとに増益を目指す必要はない。2008年9月15日以降変わりつつある(と信じたい)が、まだ世の中、成長=増益という図式を当てはめ過ぎていると思う。そもそも上場しているほどの規模で、低迷している大企業が短期的なV字回復をしたいのであれば、資産を売却し、社員のクビを切れば、コストが削減でき、損益計算書上は利益がでることになる。そうやって、一部の投資ファンドによってすりかえられたアメリカのCEOが、短期的な成功報酬だけもらって、より高給をオファーする会社へ移り、ファンドは株価が上がったところで売り抜け、残ったのは中長期的な投資を怠った会社の衰退。より俯瞰的に見れば、産業の衰退。

ちょっと話がそれましたが、「いや、俺/私は、ホームレスが最低限の賃金を自分で稼ぎ、就労する人の数を増やすことが大事なんだ。そのために挑戦し、成長するんだ!」って、熱く言えるの、単純に素敵じゃないですか。どうせ同じお金を使うなら、そのほうが払いたくならないですか?雑誌に限らず、巷にはこれでもかというくらい、多種多様な製品・サービスがそろっているじゃないですか。たとえば、ポテトチップスひとつとっても、一体、何種類のポテトチップスが存在するんだ、というくらいスーパーの棚に陳列されていますよね。だから、製品・サービスに質や値段と質以外の付加価値を付けて売るのもありだと思います。

もちろん、拡大、もしくは継続していくためには、常に改良し、挑戦していかなければ、読者は飽きて、離れていくと思います。だからこそ、身近にあるソーシャルビジネスの事例として、変化に注目していたいと思います。そして、ごたごた言ってないで、行動しよう。

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