2014年3月24日月曜日

私の業務?


グルジアに行く、と言うと、「どこそれ?」という質問の次に「何するの?」という質問がきます。プロジェクト単位で派遣されるわけではないので、具体的な業務については現地に行ってからになりますが、子供の貧困状態の改善を行います。貧困の削減のためにグルジア政府は社会保障制度を実行しています。特に、貧困層に対象を限定した社会扶助制度を行っており、その制度が対象とする貧困層をカバーする割合を上げることが直近として必要となっています。そのためには、適用比率が現在の数字である原因を探る必要が出てきます。それは、貧困層が比較的多い、地方部における行政機能のキャパが足りないのか。それとも、対象となる世帯へ情報がいきわたっておらず、対象となっているにもかかわらず、制度適用の申請が行われていないのか。そもそも、低中所得国であるグルジアの統計の数字は信用していいものなのか。

また、とりわけ子供にフォーカスする理由としては、世帯別の全世帯に占める貧困層の割合よりも、子供のいる世帯の方が貧困層に陥る割合が高く、更には子供の総数に対する貧困層にいる子供の割合はそれよりも高くなっているからです。そのことにより、社会保障制度が子供の貧困に与える影響にフォーカスする妥当性があるわけですが、加えて、幼いころに培った人的資本(知識、技能、健康など)は、その後の人生の長い期間にわたって、個人の経済状況へ影響する、ということが分かっているので、その点においても、子供に重点を置く必要性があると言えます。

もちろん、貧困において、経済的な豊かさは一つの要素であって、医療サービスを受ける機会、教育を受ける機会、社会的包摂など、様々な要因において多角的にアプローチする必要がありますが、今回のポジション(社会政策)においては、まず社会保障制度に関わる仕事をすることになりそうです。

P.S. 上の写真は、が~まるちょば(გამარჯობა:グルジア語で「こんにちは」の意味)というサイレントコメディーのコンビですが、なんと日本人!コンビ名の由来はグーグル検索してください(笑)

2014年3月4日火曜日

グルジアから見るクリミア半島情勢

                                                                                                 <http://www.georgianavi.com/southossetia.html>
現在BBCを見てもCNNを見ても、トップはウクライナのクリミア自治共和国の話題で一色です。親ロシア派のヤヌコビッチ大統領が議会の可決により辞職に追い込まれてからというもの、ロシア系の住民が多くいるクリミア自治共和国では、ロシア軍のプレゼンスが増し、欧米諸国から批判されています。そして、ロシアのプーチン大統領は、議会で、情勢によってはウクライナ国内で軍隊を使用する許可を得ました。それにより緊張感は高まったわけですが、元々クリミア自治共和国にはロシア軍が駐留していたはずですが、何故、今になって批判されているのでしょうか。メディアによっては、第二のグルジアになるのではないか、と報じていますが、そもそもグルジアでは何があったのでしょうか。